オープンユニバーシティを開催しました
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青森で暮らしたい、そんな方々が増えています。
こんにちは!白神共生機構会員の澤と申します。今回は白神の話題とはちょっと異なるのですが、青森関連ということで私のお仕事についてご紹介したいと思います。
最近、「移住」や「Uターン・Iターン」という言葉をよく耳にしませんか?東京・有楽町にオフィスを構える「NPO法人ふるさと回帰支援センター」では、「都市部から地方へ移住したい」という方々をサポートするため、日々ご相談に対応しています。私はその中にある青森県の窓口・「青森暮らしサポートセンター」の相談員を務めています。
JR有楽町駅前・「東京交通会館」にあります!
生まれも育ちも東京の私。ただ「青森が大好き!」という気持ちだけで相談員を任せていただき、あっという間に4年ちょっとが経ちました。そんな窓口に最近、異変(?!)が生じているのです。それは……ご相談の劇的な増加!! 今年に入ってから、特にこの2~3ヶ月は通常の倍以上……過去最多を更新し続けています。
ところで、移住のご相談が多い県ってどのあたりでしょうか。首都圏から近く、自治体も移住促進に熱心な長野県、山梨県、静岡県…憧れの地・北海道、そして大きな地方都市を有する福岡県、広島県などなど……。もともとゆかりがないけれども「ライフスタイルを変えて地方で暮らしたい!」というIターン層の相談が比較的多いように思います。
一方で、ご出身の方が故郷に帰る「Uターン」が多いのが青森県の特徴。相談はそこまで多くはないけれど、1人1人丁寧に、地道な情報発信で……を心がけていました。しかしここにきてご相談が急増! しかも、コロナ禍にも関わらずぐんと相談が伸びている県・ベスト○○に入っているという噂。うれしい悲鳴……いや、正直なところやばいです。本当に皆さんの期待に応えられているのだろうか…そんな問いで頭がいっぱいです。
移住全般の相談をお受けする私(右)と、就職相談員(左)の2名体制で運営。
暮らしの情報、求人情報のご紹介などなど……移住にまつわる全てのことに対応しています。
移住を望む理由や背景は本当に人それぞれ。しかし多くの方々がおっしゃるのが、「コロナ禍が1つのきっかけになった」というもの。「故郷の良さに気づいた」、「自粛中に自分を見つめる中で、やっぱりふるさとで暮らしたいと思った」、「都会の良さを感じられなくなった」……。相談の内容や、移住したい時期もこれまで以上に具体的かつ火急なものが目立つようになっています。皆さん、希望をもって移住を目指すと同時に、多くの不安や悩みも抱えているのです。
よく「仕事がない」、「雪が降る」、「収入が減る」……このような課題が挙げられますが、移住の課題って本当にそれだけなのでしょうか……。人生の大きな決断を前にして、モヤモヤしたものを抱えた方々に対し、窓口が果たせる役割ってどんなことでしょう……。これらを深く紐解いていくとかなり長くなりそうなので、これから何回かに分けて皆さんと考えられたら……と思います。
私たちとお話することで、少しでも心が軽くなる、将来に向けて一歩前進できる、そんな窓口でありたいものです。皆さんの周りに、「青森で暮らしたい」という方がいらっしゃったら、ぜひ「青森暮らしサポートセンター」のことをご紹介ください!
★青森県移住・交流ポータルサイト「あおもり暮らし」
★NPO法人ふるさと回帰支援センター
「尾太鉱山」をご存じですか?
白神山地の玄関口 ビーチにしめや
白神共生機構会員の太田です。8月21日、白神山地の玄関口の1つ、西目屋村に行ってきました。今住んでいるむつ市からは車で2時間半~3時間ほどかかります。
弘前市から車で約20分の距離にある西目屋村の中心部である田代地区に「道の駅 津軽白神 ビーチにしめや」と、道路をはさんで「白神山地ビジターセンター」があり、白神観光の拠点になる場所です。
夏休み最後の週末としては人出が少ないようでした。天気があまり良くない日ではありましたが、本当に早くコロナ禍がおさまってほしいところです。
「津軽白神インフォメーションセンター」では、普段なら津軽白神湖(津軽ダムのダム湖)観光ができる水陸両用バス(https://suirikubus.jp)の受付をしていますが、8月19日から9月3日までは運休ということでこちらも静かでした。
水陸両用バスは西目屋村役場の車庫でお休み中です。
ビーチにしめやの自販機の1つは「こぎん刺し」のデザインになってます。新幹線の新青森駅でもこのこぎん刺しのデザインが壁にあったりしますが、観光客に津軽らしさをアピールするため? でしょうか。ビーチにしめやの中にはモンベルが入っていますが、そこで売られているマグボトルのデザインにもこぎん刺しの模様が使われています。
今月、知床半島に行く機会があったのですが、知床自然センター内で販売されているものには、コーヒーカップを持っているヒグマが描かれていました。「世界自然遺産」と野生動物という組み合わせはわかりやすいのですが、知床と比べると白神山地は人間の暮らしと重なっている部分が大きいことを考えてのデザインなのでしょうか?
レストランでは、7月26日から白神ジビエとして熊肉料理の提供が始まっています。左の熊そば(1,300円)は1日20食、右の熊串(500円)は1日60本限定です。以前、あるところで熊鍋を食べたことがありますが、その時の熊肉は臭みを取っているといっても獣独特の臭みが残っていました。写真の熊肉はまったく臭みがなかったので、下ごしらえにはかなり気を遣っているというか、手間をかけているのだなあと思いながらいただきました。熊肉料理としては、他に1日20食限定の熊丼(1,300円)もあります。
今回は西目屋村にある「道の駅 津軽白神 ビーチにしめや」の最近の様子についてのレポートでした。